恐怖のマットシルバー

 

アルミ部材穴埋め 1.jpg

カーテンウォールのマリオン(支柱)に

業界で言うだめ穴、もしくは 馬鹿穴があいています

そんな呼び方穴に気の毒ですが

いらないから仕方がないか

直径20ミリの穴は裏板を当てます

私は金属ステーをクイックメンダーで止めました

黄色いテープは引っ張るためのものです

 

 

アルミ部材穴埋め 2.jpg

裏板を当てたらエポキシパテで蓋をします

次にポリパテで仕上げるので面のレベルより

気持ち低くしておきます

小さな穴は面取りカッターですり鉢状の

穴に加工してパテを受けやすくします

パテをくれる前に足付けをしっかり入れます

 

 

アルミ部材穴埋め 3.jpg

パテ処理後

プラサフを入れて

手触りを整え

脱脂をして

養生もしっかりして

吹き付けます

この部材はマットシルバーですが

一度でも自分で調色したことがあれば

恐怖を感じる程難しい色だと思います

 

 

アルミ部材穴埋め完成.jpg

上1/3位を塗ってぼかしています

マットシルバーは白くしたくて

そこに気をとられるとグレーになってしまいます

主役はあくまでもメタリックなんだということを

思い知らされる色なんです

私はこの色を原色で4色使って表現しました

その中にホワイト系のパールがチョイスされています

 

全部で80本 1280個の穴を埋めてきました