完全無欠な杉の板目打ち放し

完全無欠の板目1.jpg

赤坂の新社長に連れられて

見せたい杉板の打ち放しがあると言われ

行った先がこれ

なんか黒いと思ったが

完全無欠の杉板の打ち放しを

初めて見ることとなった

完全無欠とは

目立ったピンホールもジャンカも

コールドも剥落も全くない

転写しきった姿を言う

 

完全無欠の板目2.jpg

すごいねー

また段組みなんかして

難しいことをよくやったなと思うわけです

現場で補修に行ってよく打ててますねー

なんてあいさつしますが

そうでない場合もあるが

この様な姿ではないわけです

 

完全無欠の板目3.jpg

この3枚は補修してあります

私が見ても素晴らしいタッチです

具体的な線は少なく

動きで見せています

 

色の重ね方も参考になります

打ち放しの補修屋さんのタッチとは

少し違うようにも見えます

このような仕事でチョイスされる方です

立派です

 

完全無欠の板目4.jpg

西日が当たっているので

色味が違って見えますが

半分から右がオリジナル

左が補修箇所です

経年で差が出たと思われますが

誤差の範囲です

これを出さないよう工夫するのが

大変なんです

いい勉強になりました