![白木の補修1.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE1.jpg)
見にくいかもしれませんが
真ん中あたりに補修痕があります
充填剤での補修ではこのあたりが限界です
これをタッチアップしても
違和感はぬぐえません
いやいや自分だったらもう少し
上手くやれますよ美想科学さんと言われる方も
いるかもしれません
だとしても1年後補修した場所は白くなります
周りが経年変化で黒く焼けますから
![白木の補修2.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE2.jpg)
このやりかたが
私たち独自のやり方になります
コンクリート打ち放しの補修と
基本理念が同じです
経年変色にどう対応するか
自然に見えるためにどんな色を作るか
そしてどう着色するか
全て計算して
今できるベストな答えです
もっといいアイディアが生まれるかもしれませんが
![白木の補修3.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE3.jpg)
この様な場合パテ処理をして
単板貼りをするのがベターな
選択ですが明日オープンで
材料がないという状況なら
単板なしで直します
![白木の補修4.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE4.jpg)
この大きさの傷に
ワックス処理は向きません
ポリパテで処理します
![白木の補修5.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE5.jpg)
木目が薄くなりました
パテを隠ぺいするために
仕方がない状況です
これに木目を足して
終了です
![白木の補修6.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE6.jpg)
これも真ん中あたりに
補修痕があります
![白木の補修7.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE7.jpg)
方向変色に対応しています
この写真は
何をしたのか分かり易い
ヒントになると思います
![白木の補修8.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE8.jpg)
これは左端に
10円玉ぐらいのパテがしてある
部材です
自然な仕上がりになっています
![白木の補修9.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE9.jpg)
これは石との取り合いに
濃い染みが出ていた柱です
きれいに消えています
しみ抜きはしていません
![白木の補修10.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE10.jpg)
建具の小口です
![白木の補修11jpg.jpg](/wp/wp-content/uploads/old/blog/upload-images/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE11jpg.jpg)
今回はなかなかの大型企画になりました
白木ばかり50か所超の
補修作業でした
白木は補修が難しいです
責任も重く感じます
今はともかく
2年後 5年後 10年後
どう見えるかが大切です
弊社も長いスパンで検証していきます