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色の話

原色と配合色

塗料として売られているものには原色と配合色がある

原色はその色の顔料もしくは染料が反映している固有の色です

配合色は原色を混色してできている色です

ケーニッヒのハードワックスは100色程度用意されていますが

原色となると何色もあるわけではありません

ならば何色かの原色だけ持って現場で作業できるかという疑問を

持つでしょう

答えはイエスですが対象物の近似色から色を作った方が

明らかに作業スピードが上がるので代表的な色は持っていたいものです

初心者は持つ色が多いことも武器になります

色は混ぜたら濁るが原則なので鮮やかな原色は難題を解く

鍵になります

色を選定するときは原色か配合色か検討をつけることが大事です

持つ色を絞るときも同じです

調色と塗装は足し算か

 

赤黄白黒の4色でできている色の赤が行き過ぎた場合

足し算の感覚では赤が引けないからやり直しになる

しかしながら赤以外の要素を足してあげれば全体の塗料の

量は増えるけど擬似的に引き算が成立する

比率を下げる仕組みだ

まあやっていることだと思います

ここで大事なのはほかの要素をすべて入れなければ完成しない

ということです

白が行き過ぎたら黒を足すと考えたらゴールできません

それは足し算です

塗装の場合は引き算が完全にできないので足し算です

しかしながら顔料を極端に言えば明るい、暗いを繰り返し

立体的に着色する人もいます引き算ではないが面白い

アプローチの仕方です

そんなことを考えて色に挑みます 

白と黒

 

白と黒は他の色にはない役割を持っている

色の浮き沈みをつかさどる重要な役割だ

例えば緑の扉があったとしてそれを斜め45度から

覗いたと仮定する。

色が沈んで見えれば黒が存在し変わらなければ黒が

含まれないと判断する。

ここを間違えるとゴールはない

白と黒は最も鍵を握る色なのです。 

方向変色

 

方向変色を考えるとき補修対象物が変色するのか

充填剤や塗料がするのか考えたことがありますか

これ充填剤や塗料がするのですがなぜなんですかね

答えは意外と単純です

木の肌 特に細胞壁が艶かしい光を発しています

そのままの場合もあるしステインで補色されている場合も

ありますがこの中に顔料で表現できる要素がないのです

顔料で表現しようとすると白と黒が入ってしまいます

これが方向変色の主たる原因です

白と黒を使わずにクリアーしなければなりません

エフェクトワックスは方向変色に対応する(100パーセントではない)

持っていたい武器です 

色のノボリ

 

一般的にどんな塗料を使っても色がノボルという現象は避けられません

水性塗料はいわゆる油性塗料よりも顕著に出ます。

ノボルとは塗料が乾くことによって色が強調されることを言います

特に黒と赤がノボリやすい色として特記します

重要なのはノボル事を計算して調色しなければなりません。

その時は良く出来たと思っても数時間後に沈んで見えることが

あるのです。最も確実なのはドライヤーなんどで乾かして

確認することです。シビアな色ほど確認は大切です。

焼付け塗装の現場ではオーブントースターみたいな

小型焼付け機を用いて確認します。 

緑 橙 紫

 

これらの色は 赤 青 黄で作れるとされている色だ

しかし現場でこれらの色を作ろうとすると以外にてこずる

もちろん100パーセントできないわけではないが

そのような色がチョイスされている場合は特別色として

指定され出来あがってきたものなのでピュアな色であることが

多い。色は混ぜると濁るのが常なのでそれがもとで出来ない

という結果を生むことがあります。

私はお守り色として 紫と緑は持つようにしています。

この色を使用する場合は別途料金をいただきますが 

真っ赤と真っ黄

 

赤や黄色で鮮やかな色を外部に塗装すると

何ヶ月か後にグレーな感じになることがあります。

真っ赤と真っ黄はどんなに高級な塗料を選択しても

顔料そのものが安定せず紫外線の影響を受け退色します

同じ理屈で調色時にこのような色を使うと経年でくすんだ色に

なってしまいます。やむをえず使わなければならない場合

説明が必要です。

そもそも工業製品はそのようなリスクを回避するように

真っ赤はさび色、真っ黄はからし色に置き換えた色の配合になっています 

黒の正体

 

 

皆さん黒を単純な色と思っていませんか

微妙な色を合わせるとき意外と黒が邪魔していることが

よくあります。

黒を侮ってはいけません

黒をメタリックや白ににじませるように混色すると

黒によっては赤味黄色味が出ます

より黒くしようと黒以外の顔料が存在しているのです

チンチングブラックは最も素直な黒なので

調色用の黒として使われています

黒く塗る為の黒と調色に使う黒は別物です

  

顔料と染料

ケーニッヒの赤いキャップの瓶詰めタイプの塗料

フェラーエックスと言いますがこれが顔料

黄色のキャップがカラーインクと言って染料なんですが

補修をすでにやられている方は当たり前のように使い分けています

顔料は色紙を貼り付けたように着色し

染料はカラーフィルムを貼り付けたように補色します

キーワードは着色と補色です

これらを混ぜて雰囲気を出す方法もあります

色作りはこの要素が入り込んでくると面白くなってきます 

製造業的4原色

工業製品の塗装ラインは単純な調色で出来ているものです。
白・黒・赤・黄 建築系はこの4色が圧倒的に多いです。

この組み合わせで90%以上が成立していると思われます。寒色系の建材はなかなか見ません。

私たちが補修するような建材は意外と単純な色が多いです。

濁り

濁った色を作るとき美大を卒業している人、または家具塗装をしている人は反対色を使うケースが多いです。

建築塗装などに携わっている人は黒をチョイスするケースが多いようです。理屈は同じですが反対色をチョイスした方がソフトな反応をします。また色味が壊れません。

試しにやってみてください。

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